キャベツの種類

キャベツの種類には「結球」する・しないで形に大きな違いがあり、育て方も異なってきます。調理方法も生食に向いているもの・煮込み料理に向いているものと別れてるので、それぞれにあった料理を楽しむことができます。ぜひ品種を選ぶ際の参考にしてみてください。

1. 結球キャベツ(大きく玉を形作るタイプ)

結球キャベツ

■ 冬(寒玉)キャベツ

スーパーによく置かれているキャベツです。春キャベツよりも糖度が高く日持ちが良いのが特徴。葉はややかためでシャキシャキしています。煮くずれしにくいので、ロールキャベツなどの煮込み料理、炒め物に向いています。

■ 春(春玉)キャベツ

3〜5月に多く出回ります。水分が多く、冬キャベツに比べると日持ちしません。巻きがゆるく、葉は柔らかくて軽い食感です。サラダなどの生食や、浅漬け、蒸し料理などに向いています。

■ 夏(高原)キャベツ

長野県や群馬県の高原で栽培されているものは「高原キャベツ」と呼ばれています。冬キャベツを夏でも栽培できるように品種改良されたものなので、保存性は高いです。巻きもしっかりしていて、甘みがあります。

グリーンボール

■ グリーンボール(丸玉)

名前の通り、丸い形をしており葉の色も綺麗な緑色です。春にもっとも出回りますが他のキャベツに比べ量は多くありません。普通のキャベツに比べて小ぶりですが、栄養価は高いです。葉は厚めで甘く、サラダや浅漬けに向いています。

紫キャベツ

■ 紫(レッド)キャベツ

巻きがしっかりしており、葉はやや固く、サイズは普通のキャベツに比べ小ぶりです。葉の色が紫色なのは、抗酸化作用が強いアントシアニンという成分が含まれているからで、アンチエイジングに効果があります。加熱すると色が落ちてしまうので、酢漬けなどの生食がオススメです。

サボイキャベツ

■ サボイ(ちりめん)キャベツ

フランスのサボア地方で生まれたことが名前に由来しています。日本ではそのしわしわな見た目から「ちりめんキャベツ」と呼ばれています。繊維質で日持ちは良いです。少し苦味があるのが特徴ですが、煮込むと甘みが出て風味が増すので、主に煮込み料理に向いています。

2. 非結球キャベツ

芽キャベツ

■ 芽キャベツ

高温と湿気に弱いため、出回り時期も12月〜3月頃で、冬にしか食べれません。ビタミンCが豊富で、加熱するとホクホクした食感を楽しめます。一口サイズで食べやすく、またクリームと相性抜群で、シチューなどの料理がオススメです。ペペロンチーノに炒めて入れても美味しいです。

ケール

■ ケール(葉キャベツ)

青汁用として主に使われている、キャベツの原種でもある野菜です。ですがキャベツと違うのが、ケールは緑黄色野菜ということです。体内の中でビタミンAとして働く、β-カロテンの含有量が、キャベツの約55倍もあります。「緑黄色野菜の王様」とも言っても過言ではありません!

プチヴェール

■ プチヴェール

名前の由来は、フランス語で「小さな緑(Petit vert)」という意味ですが、実は生まれは静岡県の生まれで、芽キャベツとケールの交配によって生まれた品種です。キャベツより甘く、その糖度はミカンやイチゴと同じくらいの11〜13度もあります。軽く茹で、サラダやシチューに使えます。

カーボロネロ

■ カーボロネロ(黒キャベツ)

イタリアの生まれと言われており、日本ではあまり馴染みのない野菜ですが、ケールの一種で、栄養素もケールとほぼ同じくらいです。葉は細長く、表面は縮れていて肉厚です。味に少しクセがあるので、生食よりパスタやスープなどの煮込み料理に向いています。日本での食べ頃の時期は12月〜4月頃で、甘味が増して美味しくなります。

花芽分化とトウ立ち

花芽分化

「トウ」は花を咲かせる茎のことで、花茎が伸びることを「トウ立ち」と言います。「花芽分化」は葉や茎をを形成したいた部分が花に分化していく現象です。どちらも植物の生育には欠かせない現象ですがキャベツなど葉物野菜では収穫するために花を形成する必要は無く、むしろ栄養を花にとられ葉がかたくなり味が落ちてしまいます。そのためトウ立ちしないよう育てるのがポイントとなります。

花芽分化はキャベツの場合、低温に約1ヶ月以上遭うと起きやすくなります。低温期間や低温感応する苗の大きさは、品種によって異なります。

系統 感応葉数(枚) 感応平均温度(℃) 感応最低平均温度(℃) 適応作型

中野(改良)系

18〜20 13 10 秋まき極早生

中野早生系

14〜16 13 10 秋まき極早生

野崎早生系

11〜13 13 10 秋まき早生

黄葉サクセッション系

9〜11 13 10 秋まき中早生

黒葉サクセッション系

7〜9 14 11 秋まき中・晩生

野崎夏播系

7〜9 14 11 夏まき早生・中生

葉深系

12〜14 18 15 暖地春まき

コペンハーゲンマーケット

3〜5 8 5 寒地・寒冷地春まき

紫キャベツ

3〜5 8 5 夏まき・寒地春まき

病害虫対策

■ 害虫

アオムシ

■アオムシ
ご存知モンシロチョウの幼虫です。キャベツ畑といえばモンシロチョウのイメージを思い浮かべる人も多いと思いますが、アブラナ科の植物にとって天敵です。放っておくと葉をほとんど食べられてしまいます。防虫ネットで事前に対策する、見つけたら薬剤で対策するなど。キク科の植物をコンパニオンプランツとして両端におくのも有効です。

■コナガ
アオムシ同様によく発生する蛾の幼虫。野菜害虫の中でも予防が困難とされている厄介な害虫です。アオムシより小さいことと、葉表を残して葉の裏側から侵食してくるので発見しにくいのが特徴です。アオムシ同様、防虫ネットで事前に対策する、見つけたら薬剤で対策するなどが必要です。

■アブラムシ
発生すると大量に繁殖し植物が弱ると同時に病気にかかりやすくなります。どんどん増えていくので、みつけたら薬剤などで即駆除しましょう。また、予防のために肥料をやりすぎないこと、水分を十分に与え乾きすぎないことがポイントです。

■ヨトウムシ
夜間に活動して葉を食害する蛾の幼虫。出現すると葉を食い荒らします。アオムシ同様、防虫ネットで事前に対策する、見つけたら薬剤で対策するなどが必要です。

■ 病気

黒腐病

■黒腐病
葉脈を中心に葉の緑に向かってV字型に広がります。銅剤を使用し、予防散布を中心に結球始めから収穫期まで行います。大雨や台風の後はなるべく早く散布しましょう。

菌核病

■菌核病
4〜5月と10〜11月頃に発生しやすく、気温20°C前後、曇雨天が続くときに発病しやすくなります。結球始めから収穫期まで、株元、葉裏に薬剤がしっかりかかるように散布します。

育苗中の害虫予防

育苗で害虫を防ぐには、苗床やトレイの上に種まき直後から防虫ネットや寒冷紗をかけて管理すると、害虫の飛来を抑制することができます。そうすれば害虫だけでなく、それに伴う病害も減らす効果があるので、殺虫剤や殺菌剤の使用を少しでも減らせます。

防虫ネット

コンパニオンプランツ


キャベツ×そら豆
そら豆は栄養豊富なので、害虫が好む野菜として知られています。害虫をキャベツよりそら豆の方におびき寄せることで、キャベツへの被害を防ぐことができるのです。また、アブラムシの天敵であるテントウムシを呼び寄せる効果もあります。

キャベツとの間に5〜10cmの間隔をあけてそら豆を植えていきます。

キャベツ栽培の手引き

栽培方法はこちら


キャベツはレタスより育てるのに少し手がかかりますが、やりがいはあります!栽培法をポイントを交えながら紹介します。


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